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中学3年生の時の担任は女性だった。
当時・・・ちょうど今の私と同じ年齢くらいかなぁ。

とにかく男らしい先生だった(笑)。

私は密かに先生の事を、
”妖怪人間のベラ”に似ていると思っていた。

顔も雰囲気もそっくりだったから。

その先生は、私をとても自然に受け入れてくれた。

これ!といった出来事はなかったけど、
なぜだかそう感じていた。

この先生なら、安心できるって思ってた。

3者面談の時。

私は母親と一緒に先生の前に座っていた。

具体的にどんな話をしたのか覚えていないが、
時期的には進路の事だろうと思う。

その時、私は、先生に何か発言を求められた。
そして、ふと自然に笑顔が出た。

先生と母親の前で、しかも学校で笑ったのだ。

初めての事だった。

少しうつむいて笑顔で何を答えたのかは知らないが、
とにかく笑っていた。

私はその時、笑えた事がとても嬉しかった。

先生の前で笑えた。

「この子は笑えるんだ」
って思ってくれたかなあ。と考えたりした。

それよりも母親の前で笑えた事の方が
嬉しかったかもしれない。

「娘は学校で笑えるんだ」
って思ってくれたかなあ。とも考えた(笑)。

私が学校で喋らないことに関しては、
母はうるさく言わなかったが、
「いつも笑顔でいなさい」とはよく言っていた。

だから、先生の前で笑えた事で、
少しでも母親の心配を減らす事ができたかなあ、
って思った。

その日以降、私は相変わらず、
クラスで笑う事も喋る事も無かったけど、
その時笑えた事は、その後の高校生活で
緘黙を克服する時の勇気にもなったと思う。

なぜ、あの時笑えたのか。。。
自分でも不思議。

この先生の前なら笑っても大丈夫!
って思えたのだろうか。

その時の笑顔は準備していた笑顔じゃなく、
とても自然に出た笑顔だった。

いつも家で見せる笑顔だったと思う。
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テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

緘黙ブログ

Category : 現在

自分のブログも含めて、
元緘黙の方が作ったブログが増えてきているような
気がして、少し嬉しいのです。

どの方のブログを読んでいても、
共感できる事がたくさんあります。

私と一緒だ~!って読みながら心の中で
喜んでます。

子供の頃に苦しんでいたのは、
自分だけじゃなかったんだって
今、思えるだけでも嬉しいです。

まだまだ、緘黙後遺症が出てくる瞬間もあるけど、
過去のことを綴ることで、自分のしてきたことが
整理できている感じがして気持ちも安定してます。


小さな成功の積み重ねが必要なんだよね。

少しでも自信が持てることを
少しずつ増やしていく。

そうすれば大きな安心につながるから。


さてさて、
人前に出るのが苦手な元緘黙児がやる子供会会長の
仕事が少しずつ始まってます。

先週の土曜日には大勢の前で
自己紹介してきました。

声も震えず、
欠席している人の紹介までできました(笑)。

テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

屈辱

Category : 中学校

中学校に入ると英語が始まる。

私が中学生の頃なんて、
今のように英語を習っている子も少なく、
それこそ、ちょっと聞き慣れない発音で
「スタンダップ!」なんて言おうものなら、
クラス中にクスクスと笑われたりしたものだった。

もちろん、私も英語なんて中学校に入ってから
初めて習ったから、ABCくらいは知っていても
戸惑う事も多かった。

そんな中、1年生の時の英語の先生が
とんでもなく怖かったのだ。

初めての授業で、先生の発した言葉。
「グッモーニン!」

その言葉を聞いて、クラス中が笑った。

しかし、その先生は生徒達に恐怖心を
植えつける事で、自分と自分の英語に対して
笑わせる事をしないように仕向けていった。

初めての英語、初めての先生。

その先生の何が恐ろしいかって、
とにかく人間的じゃない。

発言して失敗すると、ことごとく
皆の前でバカにした。

男性でベテラン。
当時50歳は絶対過ぎていたと思う。

教室に入るや授業を始める。
無駄話はしないしさせない。

授業中にあてるのは席順。

廊下側からとか窓側からとかね。
そして、ちゃんと続きをチェックしている。
次の授業は、忘れずに続きからあてていく。

そんな恐怖の中での英語の勉強だ。

だって、自分の前の人で終わったら、
次は自分からあてられるんだよ。

あるいは、
もうすぐ自分だとか思わずにはいられない状況。

緘黙児にとって、皆の前で発表する事が
どれだけの恐怖か。。。

そして、それがいつくるのか分かっている状態。

恐怖以外の何者でもない。

明日の英語はあてられる・・・と思っても
休む事なんて出来ないんだ。



そして、ついに、
恐怖の中の恐怖が起こった。



その日は、私の数人前の人からあてられた。
その日の授業中に必ずあてられる位置に私はいた。

ドキドキドキドキ。

いや、ドキドキなんて表現では
表現しきれない程の緊張と恐怖だった。

その日は、教科書についている
英語の歌がメインの授業だった。

私があてられる番になった。

英語の先生は何を私に求めたのか。

「この歌を唄いなさい。」

歌を唄えだ。

誰もが知っているあの歌。

「ABCDEFG~♪HIJKLMNOP~♪」ってやつ。

ただでさえ、あてられる事が恐怖で
緊張もしているのに、皆の前で唄えだよ。

私は、その時、唄う事の恐怖より、
あてられた事の恐怖と先生に対する恐怖が大きかった。

そして、その怖さに負けて歌を唄うしかなかったのだ。

私はそれまで、ABCの歌なんてちゃんと唄った事も
ないし、練習した事もなかった。

だけど、知り得る限りその歌を唄った。

クラスの皆はシーンとして聞いていた。
もちろん先生も。

その時、その先生は私が学校で喋れない子だって
認識はあったのだろうか、さっぱり分からない。

生徒との交流の殆どない先生だったから、
知らなくても不思議は無い。

唄い終えた私に対して先生は、
「ハイ、次。」と言っただけだった。

私の唄った歌があっていたのか、
間違っていたのか。

それすらも分からない。

私が唄った事に対して、何の反応もなかった。

そして、更に私がどん底に
落ちるような事が起こった。

「ハイ、次。」とあてられた
私の次の生徒。

あてられてのに、黙っている。

唄わないのだ。

先生:「どうした?」
生徒:「・・・・・・」
先生:「唄えないのか?」
生徒:「・・・・・・」

先生:「ハイ、次。」

なんと、黙り込んで唄わない生徒を飛ばして、
先生は次の生徒をあてた。

私は、それまでのその先生のやる事から考えて、
あてられたら、逃げられないと思っていたから、
頑張って唄ったのだ。

それなのに、なんで飛ばすの?
唄わなくてもいいの?
なんで?なんで?どうして・・・。。。

私は怒りよりも悲しかった。
絶望に近い、どん底の悲しみだ。

そして、次にあてられた生徒も同じく、
無言を続け、ついには飛ばされた。

その後、あてられて唄った生徒は居ない。

つまり、その時あてられて唄ったのは
私だけだったのだ。

何という事態だ。

緘黙児は唄った。なのにどうして?

どうして?どうして?どうして?と
いつまでもグルグルと渦巻いていた。

私はもう誰も信用する事ができなかった。

クラスの皆が私の敵になった。

テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

学生カバン

Category : 中学校

私が中学生の頃、
いわゆる「ツッパリ」というのが流行していた。

女の子は長~いスカート履いて、
男の子はダボダボに太いズボンを引きずるようにして履いて。

そして手に持つ学生カバンはぺったんこ!

太い学生カバンはダサかったんだよね。

緘黙児の私も、見た目だけは真似をしたかった。
学生カバンをぺったんこにしてみたかった。

そして、情報源など全く無い緘黙児は、
自分なりに学校で聞こえてきた情報を
家に持ち帰り実践してみた。

●学生カバンをいかにしてペタンコにするか!

情報1:
中に何も入れずに重たい本などで重石にする。

情報2:
熱湯を掛ける。(革のカバンなら縮むらしい・・・)

2つともやってみた(笑)。

どちらも失敗したよ(笑)。

重石したほうは、中に教科書とか入れると、
ボワンと膨らむし、熱湯掛けてみたら、
表面の革部分がブヨブヨと波打ってしまって、
肝心の部分は縮まない。

ダメだね。

こういうのって、やっぱり友達同士、
あーだこーだ言ってやるもんだよね。

緘黙児が家で一人ぼっちでやっても
やれるわけ無い。

学校に行くと、ペタンコカバンを
プラプラ下げて歩いているツッパリ君や
ツッパリさんがウヨウヨいる。

私はその子たちの存在自体よりも、
持っているカバンが気になって仕方なかった。

緘黙で喋らないから、
私はそのうち、ツッパリさんたちに目を付けられる
のではないかと、内心ビクビクしていたが
何とかいじめられずに済んだ。

何となく・・・何となくだよ。

確信なんて無いんだけど、
同じ学年でもツッパリの長みたいな子っているじゃん?

その子は私に何となくだけど、
やさしい目をしてくれていたんだよね。

何度か話しかけられたりもしてた。

もちろん、私は何も喋らないから、
そのうち何かされるかもって思ってたけど、
大丈夫だったから。。。

見た目は超怖いんだけど、
その子が私に向ける目はやさしかった。

そういうのって少し嬉しかった。

まあ、とにかく私の見た目だけツッパリは
失敗に終わったのだった。

テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

風邪

Category : 現在

体調を崩してしまいました。

コメントありがとうございます。
またゆっくりとお返事しますね。
深夜にやってるローカルな番組で
”引越しの時に出てきた昔の8ミリフィルムを観たい”
という視聴者の要望を叶えるという番組をやっていた。

依頼者の姉妹は昭和40年代生まれだと思う。
私より少し年上だろうが、同じ時代に子供だった。

彼女たちの映像は、昔懐かしい8ミリ映写機から
真っ白なスクリーンに映し出された。

その映像は
ほんのりとセピア色をしていて柔らかく、音声はない。

笑顔の子供が少しせわしく動いているだけだ。

運動会、ランドセルを背負った姿、
姉妹で遊ぶ様子が写されていた。

「ニューシネマパラダイス」のBGMが流れる中で
懐かしき昭和の時代が動いていた。


その映像を懐かしげに見ている姉妹の姿を
TVを通して見ていた私は苦しかった。

私も同じ時代に子供だった。
誰からも理解しがたい症状を抱えている緘黙児だった。

そう思うと、
同じ時代に生きていた彼女達と、
同じ笑顔を私は残せなかった。


私の父もよく8ミリを持って私達を写していた。
家で映写機を出して皆で観たりもした。

それは、今も探せばどこかにあるのかもしれない。
でも私は観たくない。

この姉妹のように真正面に座って笑顔で観られない。

そこに写る私は緘黙児なんだから。

たとえ父親の前で笑顔を振りまいていたとしても、
その裏には緘黙児の私が居る。

話せない、笑えない。
全く子供らしくない子供だったんだから。


懐かしがる人たちを見ていて、
ジンワリと涙が浮かんだ。

出演者の一人が言ってた。
「知らない人の映像なのに楽しいね。」
「成長記録はいいものだね。」

写している両親の気持ちも一緒に映し出されていて、
とても暖かい映像に見えたのだと思う。

そう、8ミリだってビデオだって、
写す人の気持ちは同じ。

愛する人の姿を収めたいだけ。

その言葉を聞くと、私はますます
父親の写した8ミリなんて見られない。

どんな思いで写していたんだろうと
思うだけで苦しくなる。


私は今、こうしてブログに過去を綴っているけど、
こんなことしてるのは、昔の8ミリを引っ張り出して
無理やり再生させているのと同じだ。

そのうち、バシッと切れてしまうかもしれないと
思ったら怖いことかも・・・。

そんな気持ちでずっと見ていた。


でも、番組の最後にその8ミリ映像・・・
どうなったと思いますか?


DVDになってたんです。


その姉妹は、8ミリからDVDに
ダビングしてもらったのをプレゼントされていました。

それを見て私は思った。

8ミリ時代の私は変われないけど、
DVDにはなれるって。

昔の記憶を消す事なんて出来ないけど、
昔の自分がしてきた事を消す事はできないけど、
形を変えて生まれ変れるんだって思ったの。

いつまでも8ミリのままじゃだめだ。
今を生きるならDVDになろう。

忘れてしまいたいなら、
全て消して今の自分を上書きする事だってできるよ。

過去の自分を残して新しい自分をつなぐ事もできる。


深夜に一人、普通の深夜番組を見てそう思っていた。

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ジャンル: 育児

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緘黙児とは?

緘黙児とは、ある特定の場所で話す事が できない子供の事です。 会話能力があるのに学校などで しゃべらない。
場面緘黙症とか選択緘黙症とも言う。
原因は、内気や臆病などの性格的なものに、 唖然とするような恐怖や怯え、 劣等感などの衝撃が加わった時に 発症すると言われている。

プロフィール

野ウサギ。

Author:野ウサギ。
保育園・小・中学校と緘黙児でした。高校で克服するまでの思い出日記♪現在は主婦であり母でもあります。





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