元緘黙児(場面緘黙症)の思い出日記。緘黙児(かんもくじ)とは学校などで喋れない子の事です。






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元緘黙児が 緘黙児の頃の気持ちを綴ります。 なかなか理解してもらえない 緘黙児の気持ちを 少しでも理解していただけたら 嬉しいのです。



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緘黙の輪
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緘黙児とは?

緘黙児とは、ある特定の場所で話す事が できない子供の事です。 会話能力があるのに学校などで しゃべらない。
場面緘黙症とか選択緘黙症とも言う。
原因は、内気や臆病などの性格的なものに、 唖然とするような恐怖や怯え、 劣等感などの衝撃が加わった時に 発症すると言われている。



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Author:野ウサギ。
保育園・小・中学校と緘黙児でした。高校で克服するまでの思い出日記♪現在は主婦であり母でもあります。







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始まった中学生活
保育園、小学校とずっと緘黙児で過ごしていた私にとって、中学生になる事、それはもしかしたら変われるかもしれないという少しの期待があっただけで、他になんの楽しみなんて無かった。しかも、その少しの期待すら初日に崩れてしまったのだから、どうしようもない。

これから3年間、ずっと緘黙児で生活して行こうと心に決めた。

でも、私の心の中ではとても楽だった。だって、小学校生活6年間に比べたら半分でいいんだよ。3年間経てば、また変われるチャンスは巡ってくる。そう思って過ごす事にした。


毎日の登校は各自で行けばよかった。通学団単位で人と関わる時間も必要ない。1人の時間が好きな緘黙児にとっては嬉しい事なのだ。


中学生になってから、私はどんな生活をしていたのだろうか。

これも途切れ途切れの記憶しかない。


小学校が同じ同級生の子が毎日私の家の前を通って学校へ通っていた。

いつからか、私はその子と一緒に登校する事になった。きっかけは何だか覚えていない。彼女は小学校の時にも同じクラスになったりして、喋らない私にも優しくしてくれていたと思う。

彼女と学校へ通うようになって、始めたのが交換日記だった。いつから始めたのかすら覚えていないが、卒業するまでかなりの冊数になっていたと思う。

ん〜、きっかけは手紙交換だったのかなあ?毎朝手紙をやり取りしていて、ノートにしようか?という話(もちろん手紙の中でね)になったんだと思う(想像)。


毎朝、私の家の前を集合場所とし、朝会った時に相手への返事を渡していた。今日は私、明日は彼女、って感じで。

その内容というのも、全く普通の中学生の内容よ。好きな歌手は誰とか、どんなテレビ見たとか、好きな子いる?とかね。

手紙の中では私も緘黙にならずに、自然と思った事を書いていた。

一緒に通学してくれるのに、私は全然喋らない。2人して無言で歩くの。
そんな私にも、彼女はいつも優しかった。


彼女の持つ学生カバンは、体に比べるととても大きくて、いつも重たそうに持って歩いていた。

そのカバンの中身が「カタカタ、コトコト」と音を立てる。私はその音がとても好きだった。

自分から音を発することはないけど、誰かの手に掛ればちゃんと主張出来るんだって思わせてくれていた。


テーマ:緘黙児 - ジャンル:育児