元緘黙児(場面緘黙症)の思い出日記。緘黙児(かんもくじ)とは学校などで喋れない子の事です。






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元緘黙児が 緘黙児の頃の気持ちを綴ります。 なかなか理解してもらえない 緘黙児の気持ちを 少しでも理解していただけたら 嬉しいのです。



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緘黙の輪
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緘黙児とは?

緘黙児とは、ある特定の場所で話す事が できない子供の事です。 会話能力があるのに学校などで しゃべらない。
場面緘黙症とか選択緘黙症とも言う。
原因は、内気や臆病などの性格的なものに、 唖然とするような恐怖や怯え、 劣等感などの衝撃が加わった時に 発症すると言われている。



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Author:野ウサギ。
保育園・小・中学校と緘黙児でした。高校で克服するまでの思い出日記♪現在は主婦であり母でもあります。







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私以外の緘黙の子
以前、小学校の頃の話で、
私以外にも緘黙の男の子が居たって書きました。

今日は思い出と共にその続きを・・・




中学に入学してから、
毎日どんな生活をしていたのだろう。。。

中学は1人で登校できる。
通学団での人との関わりは必要なく
緘黙児にとってはとても有難かった。

教科ごとに先生も変わる。
1人の先生より複数の先生の方が
気が楽だった。

もしかしたら、この先生は
私が緘黙だって知らないかもしれない・・・
って真剣に思ってたから(苦笑)。


1人で登校して、
1人で教室に入る。

自分の席に座り、
先生が来るのをひたすら待つ。

初日にして3年間緘黙児を
通さなければならない状況になって、
私の心は沈んだままだった。

もしかしたら、
まだ間に合うかも知れない・・・と、
かすかな希望も持っていたような記憶もある。

でも、ダメだったなぁ。。。


結局、自分から友達を作るなんて事もしないで、
1人で学校の1日が終わるのを待っていた。


私は一つ気になっていた。

そう、あの時の男の子、
学区からすると、同じ中学のはず。

彼、どうなったんだろう。
変わったのだろうか・・・?
まだ、私と同じ緘黙児なのだろうか?

少し怖い気もしていたが、
私は彼を探した。

あいにく、同じクラスに彼は居なかった。

教室の外に出て探すしかない。

放課になれば雨でも渡り廊下に出て、
コソッと1人で過ごす。

天気のいい日は校庭に出て、
どこか隅っこで校舎の壁にもたれかかり過ごす。

で、いつどんな状況で彼を見つけたのか
覚えていないけど、私はついにその子を
見つけることが出来た。

彼・・・・・・・・・
どうなってたと思います?















彼は、私の目の前を友達と笑いながら
歩いていた。

彼は私の事など、
知らないかもしれない。
知っているかもしれない。

でも、その時私の目に映った彼は、
かつて私と同じ時を過ごした
小学校時代の彼とは全然違った。

彼はとても普通の中学生に見えた。

話す時、さすがに声はそれ程大きくないが、
ちょっと気の小さい、でも全く普通の中学生
になっていた。

私はかなりショックだった。

彼はどうして変われたのだろう。
小学校を転校した時に変われたのだろうか?
それとも中学入学を機に変われたのか・・・?

そんな疑問が私の頭の中に渦巻いていた。

彼はもう私とは違う人になってしまった。
普通の中学生になってしまった。

私は一人ぼっちになってしまった。

そんな気持ちと同時に、
私も彼と同じように小学校を転校していたら、
変われたかもしれないのに!
と自分の運命を呪った時期もあった。

私の中学校生活は、
彼とは違うんだって・・・そう思い込むしかなかった。。。

でも、彼の笑顔と声を学校で聞くたびに
取り残された私は一体何者なんだ!って
心の中で叫び続けていた。

目の前に、自分と同じ症状の子がいて、
その子の変化を見せ付けられる苦痛。




緘黙児の私の頭の中では、
時を刻む秒針の音がいつも鳴り響いていた。

早く、早く、この時が過ぎて欲しい。

そして、学校なんて通わなくてもいい日が
1日でも早く来るように・・・祈っていた。


テーマ:緘黙児 - ジャンル:育児