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部活

Category : 中学校

中学校に入ってからは特に楽しみもなく、
でも緘黙児は毎日学校へ通うのだ。

毎日毎日、3年間。

それが終わる日が来るのだけを待って、
重たいカバンを握り締め通っていた。

私の唯一の友達である交換日記の相手。

彼女に誘われて部活に入る事にした。

”テニス部”

中学生になったら部活やるってのは、
当時私たちの同級生の楽しみでもあった。

本当言うと、私はあまりやりたくなかった。

でも彼女も一緒だということ。
テニスをやってみたい気持ちもあったこと。
部活顧問の先生がかっこよかったこと。

といい条件が揃っていたので
やることにした。

部活の始まりも終わりも彼女と一緒。
当然、下校も一緒。

いっつも彼女と一緒の生活だった。

部活に入ると、
ちょっと大人になった気持ちにさせてくれる、
「先輩」「後輩」関係。

「先輩」と呼ばれる人達にとって
私の存在などただの新入部員の一員であって、
緘黙児なんてこと関係ない。

そんなさっぱりした接し方も少し嬉しかった。

はっきりした記憶はないけど、
私はテニス部をいつまでやっていただろうか。

一応、テニスラケットも両親に買ってもらって、
部活のある日はラケット片手に登校してた。

両親も、私が部活をやるなんて驚いただろう。
そして喜んだろう。

だから、何も聞かずにラケットも買ってくれた。

でも、部活生活はそれ程長くは続けて居なかった。

彼女より早く退部してしまった覚えはあるけど、
どんな事情でやめるのか、彼女には交換日記で
説明していたと思うが、理由を覚えていない・・・。

なんだろうか・・・。

やっぱり緘黙児である私にとって、
学校という場所から一時も早く帰りたかったのだろうか。

部活やめて家に帰れば、
それだけ早く緘黙状態が解けるんだから。

中学の部活はこんな感じで終わった。
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テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

保育園、小学校とずっと緘黙児で過ごしていた私にとって、中学生になる事、それはもしかしたら変われるかもしれないという少しの期待があっただけで、他になんの楽しみなんて無かった。しかも、その少しの期待すら初日に崩れてしまったのだから、どうしようもない。

これから3年間、ずっと緘黙児で生活して行こうと心に決めた。

でも、私の心の中ではとても楽だった。だって、小学校生活6年間に比べたら半分でいいんだよ。3年間経てば、また変われるチャンスは巡ってくる。そう思って過ごす事にした。


毎日の登校は各自で行けばよかった。通学団単位で人と関わる時間も必要ない。1人の時間が好きな緘黙児にとっては嬉しい事なのだ。


中学生になってから、私はどんな生活をしていたのだろうか。

これも途切れ途切れの記憶しかない。


小学校が同じ同級生の子が毎日私の家の前を通って学校へ通っていた。

いつからか、私はその子と一緒に登校する事になった。きっかけは何だか覚えていない。彼女は小学校の時にも同じクラスになったりして、喋らない私にも優しくしてくれていたと思う。

彼女と学校へ通うようになって、始めたのが交換日記だった。いつから始めたのかすら覚えていないが、卒業するまでかなりの冊数になっていたと思う。

ん~、きっかけは手紙交換だったのかなあ?毎朝手紙をやり取りしていて、ノートにしようか?という話(もちろん手紙の中でね)になったんだと思う(想像)。


毎朝、私の家の前を集合場所とし、朝会った時に相手への返事を渡していた。今日は私、明日は彼女、って感じで。

その内容というのも、全く普通の中学生の内容よ。好きな歌手は誰とか、どんなテレビ見たとか、好きな子いる?とかね。

手紙の中では私も緘黙にならずに、自然と思った事を書いていた。

一緒に通学してくれるのに、私は全然喋らない。2人して無言で歩くの。
そんな私にも、彼女はいつも優しかった。


彼女の持つ学生カバンは、体に比べるととても大きくて、いつも重たそうに持って歩いていた。

そのカバンの中身が「カタカタ、コトコト」と音を立てる。私はその音がとても好きだった。

自分から音を発することはないけど、誰かの手に掛ればちゃんと主張出来るんだって思わせてくれていた。

テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

以前、小学校の頃の話で、
私以外にも緘黙の男の子が居たって書きました。

今日は思い出と共にその続きを・・・




中学に入学してから、
毎日どんな生活をしていたのだろう。。。

中学は1人で登校できる。
通学団での人との関わりは必要なく
緘黙児にとってはとても有難かった。

教科ごとに先生も変わる。
1人の先生より複数の先生の方が
気が楽だった。

もしかしたら、この先生は
私が緘黙だって知らないかもしれない・・・
って真剣に思ってたから(苦笑)。


1人で登校して、
1人で教室に入る。

自分の席に座り、
先生が来るのをひたすら待つ。

初日にして3年間緘黙児を
通さなければならない状況になって、
私の心は沈んだままだった。

もしかしたら、
まだ間に合うかも知れない・・・と、
かすかな希望も持っていたような記憶もある。

でも、ダメだったなぁ。。。


結局、自分から友達を作るなんて事もしないで、
1人で学校の1日が終わるのを待っていた。


私は一つ気になっていた。

そう、あの時の男の子、
学区からすると、同じ中学のはず。

彼、どうなったんだろう。
変わったのだろうか・・・?
まだ、私と同じ緘黙児なのだろうか?

少し怖い気もしていたが、
私は彼を探した。

あいにく、同じクラスに彼は居なかった。

教室の外に出て探すしかない。

放課になれば雨でも渡り廊下に出て、
コソッと1人で過ごす。

天気のいい日は校庭に出て、
どこか隅っこで校舎の壁にもたれかかり過ごす。

で、いつどんな状況で彼を見つけたのか
覚えていないけど、私はついにその子を
見つけることが出来た。

彼・・・・・・・・・
どうなってたと思います?















彼は、私の目の前を友達と笑いながら
歩いていた。

彼は私の事など、
知らないかもしれない。
知っているかもしれない。

でも、その時私の目に映った彼は、
かつて私と同じ時を過ごした
小学校時代の彼とは全然違った。

彼はとても普通の中学生に見えた。

話す時、さすがに声はそれ程大きくないが、
ちょっと気の小さい、でも全く普通の中学生
になっていた。

私はかなりショックだった。

彼はどうして変われたのだろう。
小学校を転校した時に変われたのだろうか?
それとも中学入学を機に変われたのか・・・?

そんな疑問が私の頭の中に渦巻いていた。

彼はもう私とは違う人になってしまった。
普通の中学生になってしまった。

私は一人ぼっちになってしまった。

そんな気持ちと同時に、
私も彼と同じように小学校を転校していたら、
変われたかもしれないのに!
と自分の運命を呪った時期もあった。

私の中学校生活は、
彼とは違うんだって・・・そう思い込むしかなかった。。。

でも、彼の笑顔と声を学校で聞くたびに
取り残された私は一体何者なんだ!って
心の中で叫び続けていた。

目の前に、自分と同じ症状の子がいて、
その子の変化を見せ付けられる苦痛。




緘黙児の私の頭の中では、
時を刻む秒針の音がいつも鳴り響いていた。

早く、早く、この時が過ぎて欲しい。

そして、学校なんて通わなくてもいい日が
1日でも早く来るように・・・祈っていた。

テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

中学入学

Category : 中学校

小学校を卒業してからの春休みは長くて短い時間だった。

私の頭の中では、
母親の言った言葉がグルグルと回り続けていた。

小学卒業と同時に緘黙児も卒業したい。
真剣にそう思っていた。

でも、殆ど小学校と同じ顔が揃っているわけだし、
自分の心の中でも諦めている部分はあったと思う。

でも・・・でも・・・変わりたい。
自分を変えたい。
今度こそ、楽しい3年間を過ごしたい。
小学校の頃の苦しい生活なんて嫌だ!




生活する場所が変わる。
そんな少しの期待を抱いて飛び込んだ中学校。

新品の制服を着て入学式に行ったんだろうが、
全く覚えが無い。

どんな気持ちで式に出たのか。
絶対に会うであろう小学校の友達と
どう接していたのか。

それでも私は教室に座って担任の自己紹介を
聞いたことは覚えている。

30代後半くらいの女性の先生だった。

彼女は英語の教師だと言った。
そして緊張気味の私達にちょっと冗談を言った。

クラスの皆は声を出して笑っている。

ずっと緊張し続けていたその時。

私も皆に紛れて笑ってしまおう。
笑えれば、絶対変われる!

そう思った。




笑ってしまえ!







でも・・・・・・・・







出来なかった。
笑えなかった。

私はただひたすらうつむくだけだった。

こんな私を見て、
私を知らないクラスメートはどう思うだろう。

そう想像しただけで、
私の3年間は決まってしまった。

これでまた、
3年間緘黙を通さなければならない、と思った。



緘黙児が変われる瞬間って一瞬だと思う。

ほんとに一瞬だけ、
勇気とチャンスがあれば変われるはず。

そのチャンスを中学では逃してしまった。。。

私の春休みの決意は、
初日に早くも崩れてしまったのだ。

テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

来年度、私は子供会の会長をやる事になってます(汗)。

元緘黙児が会長。ちなみに今は会計係。



そろそろ来年度の活動が始まりつつあります。

初めは各子ども会同士が集まり顔合わせ会。
こういうのはマジ苦手。
昨年も出席してるから雰囲気は分かってる。

1人ずつ「頑張りま~す」って挨拶しなければならないの。。。

昨年は始めての経験だったから戸惑った。

でも、たくさんの人が集まる場所ではいつも警戒している。
人前で喋らないといけないかもしれない、と覚悟して行ってる。



昨年の話・・・


PTA会長が「それでは自己紹介を・・・」と言った。

覚悟していた私は「あ~やっぱり・・・。」と諦め状態。

段々自分の順番が迫ってくる。
マイクも回ってくる。

「〇〇子ども会の野ウサギ。です。宜しくお願いします。」
 (引きつり気味の笑顔)

マイクがあるから小声でも大丈夫(笑)。
それより、私は声が震えないかが心配だ。

人前で何か話す時に声が震える。
昔は絶対震えてた。

今は不思議と、声が震える時と全然震えない時がある。

昨年のその時も大丈夫だった。

喋る時、心臓はバクバクドキドキだけど、
声まで震えることは少なくなったんだよね。

それは大変助かっているけど。

さ、今年はどうなるか。

でもでも、そんな事より、会長なんだから、
皆の前で話す機会が増えるんだよね。

子ども会の顔合わせ会もあるし、
役員同士の会合もあるし、
子供を連れての行事では私が仕切らないといけないし。。。

とっても気が重い。。。

子供相手でも人の視線は同じだしさ。



さて、そして・・・

今日は現会長からの連絡を
新役員に回さなくてはいけなくなった。

メールが使える相手はメールで済ませるけど、
1人、メール使わない人が居て。。。

その人には電話しないといけないんだよね。

電話って苦手で、顔知ってるんだけど、掛けるまでに時間が掛かる。

それでも何とか電話した。

電話したらしたで、私も変わるんだよね(笑)。

連絡の内容は
「〇月〇日に集まる事になりました。」って事だけど、
相手が
「その日はちょっと・・・」と言い始めたから、
私は、
「これから集まる機会も多くなるし、役員としてできるだけ出るように都合つけてください!」
なんて言ってしまった(笑)。

人と話す事が苦手だし、声も小さいし震える。
少しカチンときたりして、言いたい事言ったりすると
それはそれで後で後悔したり。


あ~。

来年度、一年間。いろいろ悩む事になりそうだなぁ。。。

緘黙児って完璧主義の人多いのかな?
私はかなり完璧主義で、中途半端が嫌いなんだけど・・・。
一つの事に夢中になってのめりこむタイプだし。。。

会長職についても完璧主義で通してしまうと
サポートしてくれる役員さんも大変かな・・・。

失敗するかもしれないけど、
自分が成長出来る機会だと思って頑張るよ!


テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

卒業式

Category : 小学校

小学校の卒業式。


両親にしてみたら、
学校で喋らない私が卒業するというので感慨深いものがあっただろう。

親になった今はそれが身に染みて分かる。

私が卒業式に着るスーツを
わざわざ買ってくれたりしてくれたし。

私は私で、中学校という今までとは環境の違う所へ行ける
というので、少しだけ楽しみがあった。

もしかしたら、
緘黙児の私とお別れできるかもしれないって思ってたもん。



卒業式の様子は全く覚えてない。

タイムカプセルを埋めたのをちょっと覚えてるかなあ。

でももしかしたら、それは卒業式の日ではなかったかもしれない。

いい加減な記憶だ。



小学校から中学校へ。
当たり前だけど、公立の学校だったから
周りは知ってる子ばっかりなんだよね。

でも、私は私で、卒業式が済んで春休みの間中、
考えまくっていた。

中学校では喋れるように頑張ろう。
中学校では笑えるようになろう。

毎日、入学式が来るまで考え続けていた。

自分の気持ちを高めていた。



春休みの最後の日だったか・・・

母親が私に言った。

「今までみたいにしてちゃダメだよ。」

それ以上の事は言わなかったけど、
その時、私が考えていた事を全て知っているかのような
母親の言葉にはドキッとした。



分かってるよ。
分かってる。

私だって、できればそうしたいよ。
毎日笑顔で学校へ通いたいよ。

心の中でそう叫びながら、泣いた。

1人で泣いた。静かに泣いていた。



緘黙児・・・

自分が一番変わりたいのに。
自分が一番話したいのに。

それができない。。。
本当に出来ないんだよ。

緘黙の世界から、
今すぐにでも抜け出せるものなら抜け出したいんだよ。

でもそれはできない。。。
簡単には出来ないんだよ。

心の中では思いっきり頑張ってるよ。

そう見えないかもしれないけど、
心の中はいつも自分とお喋りしてる。



当時、私はただ苦しい気持ちを抱えて泣く事しか出来なかった。

そんな風に過ごした春休みもすぐに終わり、入学式。

中学校の真新しい制服は、
それから私の気持ちを沈めるだけだった。

テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

卒業間近

Category : 小学校

小学校卒業が近づいてきた頃の話。

特に女子なのかな、こういう事するのって・・・?

サイン帳ってあったでしょう?
横開きでバインダーにカワイイ紙がついてる。

それをクラスの皆に配るんだよね。

そこには、名前や連絡先、自分の性格やら趣味、
好きな食べ物とか、とにかく自分について書く欄がたくさんあった。

私は数人からそれをもらった。

配る子は、クラス全員に配るから、
友達とか関係なく私にも配ってくれた。

私は、話す事は出来ないけど、笑う事はできないけど、
字を書くのは好きだから、
できるだけ自分をアピールするように、丁寧に心を込めて書いた。

緘黙である自分の事を書くのはちょっとキツかったけど、
なんでかな・・・・・
私という存在をこれに残す事ができれば、
嬉しい、なんて思ってたんだよね。

また、書いて渡す時もドキドキなんだけど。

声を掛けられないから、近寄るタイミングも難しかったなぁ。

後ろから近づいて、
背中をポンポンと叩いたりして渡してたんだろう・・・。

卒業間近。

皆がウキウキとサイン帳を持ち歩いてるのを見て、
私も皆と同じようにサイン帳を買ってみた。

小学校の思い出なんて
あまり残したくないんだけど、
皆が持っているサイン帳がとても可愛くて
輝いて見えてたんだよね。

さて、そこで問題が!

これをどうやって配るの?

緘黙児がクラスメート一人一人に、
一枚ずつ紙を配るのって、想像以上に大変な事だよね。

相当の勇気を出さなければできない。

で、私、どれだけ配ったんだろう?

あまり覚えてないんだけど、
全員には配れなかったと思う。

キレイなのが数枚残っていたと思う。。。

いつもそばにいてくれる友達数人と、女子数人。
しかも渡しやすそうな子だけに渡したんじゃないかな。。。

ある子に、心臓ドキドキで渡した時に言われた。

「野ウサギ。ちゃんも買ったの~?」
と言ってくれた。ちょっと嬉しかった。

私も皆と一緒の事やれるんだって少し思えた。

さて、そのサイン帳って今どこにあるんだろう。

もしかしたら、今でも部屋の奥にしまってある
ランドセルの中に眠っているのかも知れない。

出して見れるかなあ。

結婚して数年後に、
実家から持ってきた小学校の頃の思い出を詰めたランドセル。

すっぽり箱に入っているけど、
その箱を開けてランドセルを見るまでしかできない。

ランドセルを開けるのが怖いんだよね。。。

何が入ってるのか。

自分が厳選して入れた思い出の品だと思うんだけど、
まだ怖いなあ。

でも、これを機に開けてみるかもっ(汗)!?

テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

皆さん、いつもご訪問ありがとう。

PCに入れてある「青春アミーゴ」を聴きながらネットやってます(笑)。

今日から学校も始まり、早起きの毎日が始まりました。
子供と一緒になって寝坊していたから、
今日は眠い・・・し、疲れた。。。

やっと咳が出なくなりました。
夜も熟睡の毎日ですよ。


ところで・・・

ブログのテンプレートにすぐ飽きてしまう(笑)。

今日も気に入るテンプレートを探し始めたら、
あっという間に時間が経ってしまった。。。

やっと見つけたのがコレ!

面白い時計も見つけたので貼ってみた(笑)。

ブログパーツも面白いのがあるんだね。

あれこれいじってたら、こんな時間に!

コメントにお返事を書いて寝よう♪

テーマ: ひとりごと
ジャンル: 日記

分団長

Category : 小学校

確か6年生の時だったと思う。

私は分団長になった。というか、なってしまった。
(分団って通学団とか言うのかな?学校へ行く時のグループの事です。)

緘黙児が分団長だよ。出来るかよっ、ってね。

私の所属する分団には6年生が私を含めて2人しか居なくて、
たぶん前半はもう1人の子がやったから、私に回ってきたんだと思う。

やりたくない・・・、でも断る事もできない。
とにかく6年生だからやらないといけない状況となってしまった。

嫌だ・・・と思っている反面、分団旗を持つ事が出来る、
というので、私は半分嬉しかったのを覚えている。

分団旗を持っているのが、
ちょっとかっこいいって思ってたんだよね。



分団長は、毎朝、時間になったり、皆が揃った時点で、
「出発します~」とか声を出さないといけない!

それって不可能だよね。

だから私は、皆が揃ったと思っても声も出さずに、
ただ立っているだけ。

最後の1人が来ても、気がつかないフリとかしたり、
時間を過ぎても来ない子を平気で待っていたりしてた。

仕事なんてしないの(笑)。

だんだん出発時間が迫ってきて、
しびれを切らした、分団の子が私に
「もう行こうよ」と言うと、何となく皆が歩き始めてくれる。

そんなことを毎朝繰り返していた。

皆が私を鬱陶しいと思ってる。

そんな空気が充満してた。



週に1回だか、分団会ってのが学校で開かれる。

分団ごとに集まって、
日ごろの通学の様子とかを反省し合う会ね。

これも、分団長としての発言なんてしない、できない。
でも何か発言を求められれば答えていたと思うけど。

それから、分団長へのクレームの数々(苦笑)。

声を出してくれない、とか言われたかなぁ。

だからって、次の日から改善できるものでもない。



私は分団長になってから、
毎日分団の子からの厳しい視線に耐えながらも学校へ通った。

どれくらい続いたのかも覚えがない。半年位だったかなあ。

全くリーダーシップを取れない緘黙児の分団長は、
少しだけ、誇らしげにランドセルから分団旗をのぞかせて歩いていた。



【おまけ】

過去に過ごしていた時間に奥行きを感じられない。

小学校中学校の記憶は平面でしか思い出せない。

平面で起こっていた事は思い出せるけど、
その時、私はどう行動してたのか思い出せない。

人と関わりが少な過ぎたからか・・・?

普通に過ごしてきた緘黙児ではない人たちは、
一体、どれくらいの記憶があるのだろう。



大人になってから出来た友人と話をしていて、
小学校の頃の話とかになると焦る。

私には話が出来るほどの記憶がない。
いや、それ以前に、緘黙児には小学校の楽しい思い出などないが・・・。



そろそろ、小学校の修学旅行の話を書こうかと思って
思い出そうとしてみたけど、これがまた殆ど記憶に無い。

なので、書きません。。。書けません。。。

卒業式・・・これも全く覚えてません。。。

卒業式当日の朝の事は少し覚えてるけど、
式や友人との別れ・・・なんてこれっぽっちも覚えていない。

テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

私の通う小学校には、
私と同じような症状の男の子がいた。

彼の名字も覚えている。

いつ、彼の存在に気がついたのかは知らない。覚えてない。

気がついたら私は学校で彼の姿を見かけるたびに、
目で追っていた。

とても気になる存在だった。

彼は、誰かに声を掛けられるとわずかに微笑んだ。

そう、彼は学校で話す事は出来ないけど、笑う事が出来た。

私はそれが羨ましかったし、
不思議だけど、どうしてか負けたような気がしていた。

そして・・・不安も。

ある日、突然、
彼が緘黙児ではなくなっていたらどうしようって不安。

ある日、突然、
彼が笑顔で友達と話していたらどうしようって思ってた。

彼と話した事なんてあるわけないのに、
私は勝手に仲間意識を働かせていた。

彼がもし喋れるようになったら、
私は一体なんなんだろう・・・って子供ながらに考えていた。

でも、嬉しい事に(笑)、彼は私の知る限りずっと私と同じ緘黙児だった。

わずかに笑顔を見せるけど、話す事はしなかった。


彼は私と同じ小学校を卒業しなかった。
なぜなら、近くに出来た新しい小学校へ転校して行ったから。

その後、彼がどう生活していたのかは知らない。

が、数年後、私は彼と中学校で再会する。

その時彼は・・・。

続きは中学校の思い出話で書きますね。お楽しみに☆

テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

先日見た夢の話で気分はすっかり高校時代・・・なんてね。

いやいや、まだ小学校時代の思い出話が残ってる・・・と言ってもそろそろ小学校の話も終わりに近づいて来てます。。。



小学校何年生の頃か忘れた・・・足を怪我した前後だったかなあ?

学校からの帰り、1人で帰ることがたまにあった。
なんでかな・・・。よく覚えてない。

一斉下校でない日で、友達もなく1人で帰る日。。。
ある男の子が私の後ろについて来る事があった。

名字だけは不思議と覚えている。
心の底では彼の存在を恐れていたのかもしれない。

同じクラスだったかどうかも覚えてないけど、
同じ学年の男の子だった事は確か。

その子、私の後からついて来て何をするかと思えば、いたずらよ。

私のランドセルを後ろから引っ張って、私が何か喋るかと試すの。

引っ張られた私は初めのうちは黙って抵抗していたけど、あまりにしつこいから「やめて」と小声で何度か言ってた。

すると男の子は「は?」といいながら、私の声が聞こえるくらい近づいてくる。

「もう1回言って」とかさ。。。

嫌な男の子だったなあ。

そんな事は数回繰り返されたんだよね。

私が1人で下校してる時に狙ったようについてくるの。

気持ち悪い・・・。

でも、誰にも相談できずにひたすら1人で耐えてた覚えがある。。。

自然にそのいたずらは消えていったけど、彼の意地悪な顔つきは今でも思い出せるよ。



中学時代も高校時代も、見ず知らずの人につけられた事がある。。。

黙ってついてくる人って怖いよね。

緘黙児にとって、学校へ行くために家を出るとそこからもう緘黙の世界が始まっていて、学校から帰って家の中に入るまで終わらないんだから。道中で出会う人に対しても緘黙となってしまうのは当たり前。

嫌だからって声なんて簡単に出ないんだよ・・・。出せないんだよ。。。


テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

夢を見た

Category : 現在

今日の明け方、夢を見ました。

最近は咳が出て熟睡できていない。夜中に咳き込んで何度も目が覚めたりしてる。

そんな中で見た夢。

なんと、高校の時に好きだった人が出てきたの。

その人は完全に私だけの片思いに終わった人。

高校生になって緘黙を克服し、初めて学校が楽しいと思えるようになった時期に好きになった人でもある。

彼に会いたい一心で学校に通っていた時期もあった。

今でも時々、どうしてるのかなぁ・・・なんて思い出したり・・・ね。

このブログを書き始めて、過去の事を思い出そうとしている意識も働いているのかもしれない。

結局、その人には告白なんてすることもなく・・・。いや、ろくに喋った事もないような感じで卒業となってしまったんだけどね。

思い出話はまた高校の頃の思い出として綴っていくつもりだけど、今朝見た夢のせいで、心もなんとなく騒いでいる(笑)。

夢の中ではね、なぜか彼の妹だという女の子が出てきて、私の手を引っ張り彼の方へ連れて行こうとしていた。

しかも場所は高校の下駄箱を出たところでとてもリアル。

彼女は「お兄ちゃん~!」と彼を呼び「どうして行っちゃうの?」と言って必死に私を彼の元へ連れて行こうとしてくれていた。

ちょっと寂しい、そしてちょっと意味深な・・・夢だった・・・。

テーマ: 緘黙児
ジャンル: 育児

新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

やっと少し落ち着いて更新できます(笑)。

暮れから正月にかけてあちこち出かけていました。
明日から少しずつ平常の毎日を取り戻さなければ。。。

毎年、今の時期にはクリスマスシーズンに戻りたいと思ってしまう野ウサギ。です。

クリスマスの時期が好きというか、一番ホッとします。

何でかな。。。

街がきれいでにぎやかで、街を歩く皆の足元も軽くて
何処かしらクリスマスソングが流れていて・・・。

クリスマスプレゼントを買ったり
来年のカレンダーを買ったり
忘年会をしたり
年賀状の準備をしたり・・・。

一年の出来事を振り返ってみたり。

そんな事ができる時期が一番安心します。

そして今は、いつもの日常に戻るのが嫌な時期となってます。

まるで子供ですよね(笑)。

こんな野ウサギ。ですが・・・今年もよろしくね☆

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ご訪問ありがとう♪
元緘黙児が 緘黙児の頃の気持ちを綴ります。 なかなか理解してもらえない 緘黙児の気持ちを 少しでも理解していただけたら 嬉しいのです。



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緘黙児とは?

緘黙児とは、ある特定の場所で話す事が できない子供の事です。 会話能力があるのに学校などで しゃべらない。
場面緘黙症とか選択緘黙症とも言う。
原因は、内気や臆病などの性格的なものに、 唖然とするような恐怖や怯え、 劣等感などの衝撃が加わった時に 発症すると言われている。

プロフィール

野ウサギ。

Author:野ウサギ。
保育園・小・中学校と緘黙児でした。高校で克服するまでの思い出日記♪現在は主婦であり母でもあります。





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