元緘黙児(場面緘黙症)の思い出日記。緘黙児(かんもくじ)とは学校などで喋れない子の事です。






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元緘黙児が 緘黙児の頃の気持ちを綴ります。 なかなか理解してもらえない 緘黙児の気持ちを 少しでも理解していただけたら 嬉しいのです。



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緘黙の輪
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緘黙児とは?

緘黙児とは、ある特定の場所で話す事が できない子供の事です。 会話能力があるのに学校などで しゃべらない。
場面緘黙症とか選択緘黙症とも言う。
原因は、内気や臆病などの性格的なものに、 唖然とするような恐怖や怯え、 劣等感などの衝撃が加わった時に 発症すると言われている。



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Author:野ウサギ。
保育園・小・中学校と緘黙児でした。高校で克服するまでの思い出日記♪現在は主婦であり母でもあります。







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ドラえもん
小学4年生の頃。


私は本が大好きだった。
だってしゃべる必要が無い相手だし。


本の世界は私の頭の中にしかないし、
誰とも関わらずに過ごす事が出来る空間なんだから。


だから毎日のように図書室へ行っていた。


特に読みたいと思っている訳ではないが、
次から次へと本を借りては教室で読んでいた。


緘黙児の私は放課が憂鬱な時間だった。


授業が終わり、皆が急いで校庭へ出て行くのを
背中で見ながら、私は1人で教室に残り本を開く。


なかなか外に出て遊ぶ事も出来なかったなぁ。


っていうか、友達が居ないから校庭へ出てもやる事がない。


1人でぽっつりしてるならまだ教室に居た方がまし。


なので私の放課は本無しではいられなかったって訳。


図書室で借りる本は退屈なのもあれば
続きが読みたくて何冊も続く本をじっくりと読んだ本もある。


そんな頃、たまたま私の席の隣の男の子が
ドラえもん大好きで、学校にコミックを持ってきて
放課になると読んでいた。


私はその子が読んでいるコミックを覗いたりしていると


「読む?」


と言って一冊貸してくれた。


すごく嬉しかった。


その日から私はその子と一緒に放課になると
コミックを読むようになった。


その子は毎日何冊かコミックを持ってきてくれたので
私は何巻も読む事が出来た。


そのうち、自分でも欲しくなり
買ったコミックを持って行っては教室で読んだりしていた。


その子が持っていない巻を私が持っていれば
貸してあげたりしていた。


その時も、私はしゃべる事はなかった。


私は全て無言でやり取りしてたんだと思う。
私の意思表示は首を横に振ったり縦に振ったりするだけ(苦笑)。


それでもその男の子はそんな私に付き合ってくれていた訳。


とても有難い存在だったなぁ。


だからと言って、簡単に心を開ける訳ではない。


緘黙児にだって優しくしてくれる友達は居る。


でも、そんな存在は有難いとは思っても、
自分からしゃべりかけようとは思わなかった。


もっと仲良くなりたい気持ちはあるんだけど、
もししゃべり始めたら相手はどう思うんだろうって
不安が邪魔してダメなの。


とにかく人と関わることに不安を抱えていた。
普通じゃない不安をね。。。


子供の頃は、何で学校ではしゃべらないんだろうって
自分で思っていたけど、自分のやっていることに
自分でも理解できなかった。


ただただ、学校ではしゃべりたくないって思ってた。


下校時間が来るのをひたすら待っていただけだった。

テーマ:緘黙児 - ジャンル:育児